ぱぱライフ〜父と娘の闘病日記〜

脳障害を患った父の日々の記録

今日のお父さん:友達のことは分かる(闘病294日目)

こんばんは!

 

朝のうちに台風が過ぎ去り、昼からは天気がよかったので父のところへ。

ちょうどついた時、オムツ交換をしていたのでしばし待機。

オムツ交換が終わり部屋に入ると体が90°横を向いてて顔が押しつぶされて苦しそう…!すぐさま上を向かせて声をかけるものの無反応…。

口の中に痰がびっしりこびりついていて「痰とってもいい?」と聞くと頷いてくれたので口腔ケアをすることに。

上顎への付着がすごかったですが、しっかり口を開けてくれたので口腔ケアもすぐ終わらせることができました!

 

夕方の注入まで2時間ほどあるので車椅子に乗ろうと思い体起こしていいか聞くものの反応はなし。声だけかけて起こすとすっごいビックリした顔されました。

でも、その刺激で起きたのか車椅子移乗する時は協力してくれたのですごくやりやすかったです!

それから施設内をウロウロ。今日は比較的涼しかったので外にも出てみたり談話室でひたすら話しかけたりしました。

 

途中、かなり答えてくれることがあって

「今、しんどい?」→横に首を振る

「調子はどんな?」→「ふつう

「昨日、リハビリ病院の人来てくれたの覚えとる?」→頷く

「来てくれて嬉しかった?」→頷く

「今日、外出たけどわかった?」→頷く

「外暑かった?」→横に首を振る

「今、部屋の中暑い?」→横に首を振る

「暑くない?大丈夫?」→頷く

と言った感じで問いかけに答えてくれ、声は出ないものの意思疎通とれたな~って手応えがありました!

 

15時を過ぎ夕方の注入のため部屋に帰って「横になってもいい?」と聞くと横に首を振る父…「まだ車椅子座っとく?」と聞くと頷くので、座ったまま注入していいか看護士さんに聞くと付き添ってくれて注入後落ち着いてベットに返してくれるならOKとのことでした。

大体これから2時間近くは座っておかなきゃならんので「2時間ぐらいこの体勢でおれる?」と聞くと首を傾げるので「今日は横になって、また今度起きて注入しよ?」と言うと頷いたのでベットに戻ることに。

横になるのも分かってくれてたのか右足踏ん張って協力してくれたのでスムーズに移乗することができました!

 

横になってからしっかり目が開いていたので色々聞いてみることに。

「テレビ見る?」→「みる

「イヤホンはどっちつける?」→「ひだり

「帰る時にイヤホンつけたんでいい?」→頷く

「父さん、私の名前言うて~」→「まりな

「父さん、よく会いよった友達の名前言える?」→頷く

 

と、父が仲良くしていて私もよく知っている友達の名前を4人ほどあげて、私が呼んでいる呼び方で父は何て呼んでた?と聞くと自分が呼んでいた呼び方で友達の名前をはっきり声に出して言ってくれました!

私が〇〇兄ちゃんって呼んでいる方は、父は呼び捨て…「〇〇兄ちゃんのこと何て呼びよった?」と聞くと「〇〇」と呼び捨てで呼んでたので父もしっかり覚えてるんだな~と嬉しくなりました。

今度来てくれた時に名前呼んでビックリさせようね、父ちゃん!

 

父も頑張ってくれたし満足してイヤホンをつけ、しばらく一緒にテレビを見ていると眠そうな顔に…そのまますやすや(たまにいびきかきながら)寝始めたので耳元で帰ることを伝えてから帰ってきました。

 

やっぱり脳は動いてて自分と関わりが強かった人のことは覚えてるんだなぁ…。

友達みんな何回もお見舞いに来てくれてるけど次来てくれた時、いつもみたいに名前呼べたらいいな~。

明日は「おかえり」って言ってもらえたらいいな~と思いながら仕事頑張ろう!!!