ぱぱライフ〜父と娘の闘病日記〜

脳障害を患った父の日々の記録

今日のお父さん:そろそろ父の声が聞きたい(闘病315日目)

今日は朝から布団を干し、夜ご飯の下ごしらえをし…いつもより少しだけ家事を頑張ってから父のところへ。

父は起きているものの、ぼんやりしてる様子。
「こんにちは!来たよ!」と言っても分かってるのか分かってないのか怪しい感じ。
でも「顔タオルで拭く?拭くなら拭くって言って!」と言うと(拭く)と口パクで答えてくれました!
今日は声出るのかも!とウキウキしながら、声かけしつつ顔を拭いて目やにを取って口腔ケアをして、全身マッサージ…ときたものの反応はなし。
口腔ケアは嫌がるし、左半身のマッサージは動く右手と右足で嫌だと主張してくる。
うーん、調子いいって思ったけどイマイチなのかも。

お昼のオムツ交換が終わってから車椅子へ。
声かけして体を起こしたのにビックリした顔してて、こっちもビックリ。(聞こえてないはずはないけど…起こし方が悪かったのかなぁ…)
車椅子へ移る時は協力してくれたので少しずつ分かってきたのかも?

今日は両手にかなり汗をかいていたので、手を洗おうと思い洗面台まで行ったものの施設の洗面台が低くて車椅子が奥まで入らず…。
職員さんに伝えるとお風呂桶を貸してくれたので手浴に切り替え。
手を濡らして石鹸で洗いながら手のマッサージをして洗い流す…といった動作も手を伸ばすのがしんどい父は嫌々だったに違いないけど少しはスッキリしてくれたはず。
手浴の後は談話室の大きいテレビでテレビを見ながらまったり…父はまったりしすぎて、すやすやお昼寝していました。

と、夕方の注入の時間が近づいてきたので父に横になってもらおうと声かけして起こすものの起きない。
声かけだけしっかりして、車椅子からベットに戻しても起きない。
思わず「これだけ刺激して起きんだなんて、おいちゃんすごいよ」と言ったところ急に目が開いてビックリ!目を開けてなかっただけで起きてたのね…。

「今日しんどいの?」と聞くと横に首を振る。
起こしたの刺激になって反応あるのか!?と思い、いつもの質問をしてみることに。
「調子はどんなん?普通?」→頷く
「夜はテレビみる?」→頷く
「イヤホンどうつけるか教えて」→(りょうほう)とかすかに口パク
「両方つけるん?」→頷く
「私、帰る時にイヤホンつけたんでいい?」→頷く
「今日、眠たい?」→頷く
「私も帰るけん、ゆっくり寝てね」→頷く
と、すぐ眠そうなとろんとした目になって、手をさすったりしているとすやすやと寝息を立てて寝始めたので私も帰ることに。

最近、調子は悪くないけど眠くて仕方がない様子。
反応が少なめなのは寂しいけど寝たいだけ寝てもらって、たくさん話してくれるのを楽しみに待ってよう!
でも、そろそろ父の声が聞きたいなぁ~