ぱぱライフ〜父と娘の闘病日記〜

脳障害を患った父の日々の記録

今日のお父さん:起きておきたい(闘病301日目)

こんばんは!

 

今日はテレビでYouTubeを見てのんびり過ごしてお昼のオムツ交換が終わったぐらいに父のところへ。

 

「来たよー!」と声をかけると目をぱちぱちさせ何か合図を送るように答えてくれている感じがしました。

オムツ交換の後だったし「車椅子に乗って散歩行こや!」と言うと頷くので早速車椅子へ移すことに。

協力してよ~踏ん張ってよ~と声をかけながら移乗すると父もわかったのか協力してくれ、すごく楽にできました!

 

車椅子に移ってから口の中を見ると少し痰がついていたのでスポンジで綺麗にして散歩へ!

蒸し暑い施設をウロウロしていたら父が大汗をかいていたので涼しい部屋へ戻ることに。

「冷たいタオルで顔拭く?」と聞くと頷いたので顔と首元を拭いて、ついでに手のひらも拭いてスッキリさっぱり。

手のひらを拭いている時に爪がめちゃくちゃ伸びていることに気づいたので次は爪切り。

右手は指も少し伸びる爪切りしやすいのですが、左手は拘縮が進んで手を広げられないから指を伸ばそうとすると全身に力が入るわ、嫌がるわ、指は伸びきらないわで苦戦しました。

もっとマッサージ頑張ればよくなるのかな?とか思いながら、なかなか毎日しっかりマッサージができないんですよね…

 

そうこうしているうちに夜の注入が始まる時間が迫っていたので「横になる?」と聞くと、横に首を振る…「まだ起きときたい?」にしっかり頷く…

「1時間半ぐらい起きとける?注入起きてする?」にも頷くので看護士さんに話をして、最後ベットに戻すまで付き添うならOKと許可をいただいたので談話室で車椅子に乗ったまま注入することに。(施設に来て初めて)

注入が始まる前に車椅子の座り直しをするか聞くと“する”と答えたので座り直しをしてから注入開始!

眠そうにしたり目を見開いてみたり色んな表情をしながら1時間半過ごしました。

 

途中で「私の名前言える?」と唐突に聞くと“まりな”と口パクで言ってくれました!

これは今日は調子いいんじゃない?と思い、色々聞いてみることに。

「今、車椅子乗っててしんどくない?」→頷く

「調子はどんな?」→“ふつう

「今日の夜はテレビ見る?」→頷く

「イヤホンはどっちつける?」→“ひだり

「わかったよー、帰る時につけるね!」→頷く

「私の名前もう1回言うて!」→“まりな

「口パクになっとる!今日は声出ん?」→頷く

と、声は出んけど口パクでも答えてくれました!

声が聞けんのは残念やけど、はっきり口を動かして答えてくれるだけ嬉しい!

 

注入が終わり横になってから、「イヤホンどっちつけるかもう1回教えて~」というと「ひだり」と答えてくれました!

2日ぶりに声聞けた!ラッキー!!!

その後は声かけしても無反応だったけど、声聞けたので娘は満足です。

 

身の回りの片付けをして父を見るとすやすや寝ている…久しぶりに長時間体起こしたから疲れたのかな?

起こすのも悪いので小さい声で帰ることを伝えてから帰ってきました。

明日もまた元気な顔が見れますように!