ぱぱライフ〜父と娘の闘病日記〜

脳障害を患った父の日々の記録

今日のお父さん:伸びてほしい父の足(闘病313日目)

今日は朝と夜の気温が低く、地元の秋祭りの朝番の澄んだ気持ちのいい空気に似ている。
父も私も大好きな秋祭り。何だか懐かしい感覚になり、秋祭りには行けなくても父と同じ空気を吸って思い出せたらな~なんて思いにふけました。

そんな今日も仕事終わりに父のもとへ。
出張帰りの主人も一緒に来てくれたので2人で「父ちゃ~ん、ただいま~」と言いながら部屋に入ってびっくり。
ベットポジショニングがすごい角度(90°)になってて、かなり苦しそう。とりあえずポジショニングを整えようとタオルケットをのけると左足(麻痺側)が、これまたすごい角度になっている。
寝返りも打てないのにこんな苦しそうなポジショニングにして何も思わないのかな~自分がいない間ずっとこんなかったらどうしよう…と不安に。

とにかく私が来ている間は楽なポジショニングを!ということでポジショニングを整えつつ、全身のマッサージ。
左足が伸びきらない状態なのに曲げたままの状態にされていたせいか、いつもより伸びが悪い。
少しでも伸ばしてあげたかったので30分ぐらい熱心に足のマッサージをすると気持ち伸びてきた気が…。
これ以上酷くならないように毎日マッサージ頑張らなきゃな。

マッサージ終わりに父の顔を見ると大量の汗が。
「顔、タオルで拭く?」と聞くと「拭く」と答えてくれたので顔を拭き、こびりついた目やにを取って顔はさっぱり!
大きな欠伸をした時に口内を見ると、上顎に痰がたっぷり。今日は口腔ケアをかなり嫌がりましたが時間をかけて痰を除去して口内もすっきり!

ここで体を起こしていいか聞くとかすかに頷くので体を起こして刺激入れ。
今日は20分ぐらい頑張ってベットサイドに座ってくれました。
横で支えている私に全体重を預けてくると疲れたサインなので持たれかかってきたな~ってところで横にしてポジショニングを整えたのですが、マッサージの効果か筋緊張も少し和らぎ楽そうにしてくれてたのでよかったです。

「聞こえる?」と聞くと頷くので色々聞いてみることに。
「今、しんどい?」→横に首を振る
「痰絡んだ咳しよったけど大丈夫?」→頷く
「痰取らんでも平気?」→頷く
「今日の夜はテレビ見る?」→頷く
「イヤホンはどっちにつける?」→(りょうほう)と口パク
「昨日の夜は寝れた?」→頷く
「今眠い?」→横に首を振る
「夜は寝れそう?」→頷く
「明日は仕事休みやけん昼間車椅子乗って散歩行かん?」→頷く
「その時は声出してよ!お話しよね!」→頷く
「そしたら、今日は帰るね」→頷く
「また明日ね、バイバイ!」→(バイバイ)と口パク

色々聞きましたが、首振り頷き口パクで答えてくれました!
明日は車椅子に乗って散歩!マッサージもしっかりして刺激入れて声がはっきり聞けるといいなぁ~。